2011/10/17 見切り発車 シャバ31日目

バルセロナ行き、決めてしまった…。

結局、正式な診断結果も来てないし、そもそもバルサの試合日程がその日程で収まるのか、微妙だったんだが。グアルディオラのバルサ、を生で見る機会は、もうやってこないと思うというのが、一番のモチベーションだったな。

朝はそれに追われ、夕方はジムに行き、晩飯後はビワエキスのシップをして今、という、大変贅沢な時間の使い方。今回の病気で、時間の有限性に気付かないといけないのにね。次の外来まで、核になるスケジュールが決まったわけだから、そこから考えた時間の過ごし方をしよう。ただ、今、ジムで1.5h、散歩で1.5h、ビワエキス湿布で0.5h、足裏マッサージで0.5hで、計4.0hも身体の為に使っている。また働き出したとき、散歩は出勤時間をうまく使うようにするとして、ねん出できるのは足裏くらいでないだろうか…。なかなか難しいね。

それと、食べるものの心配を今しなくていいわけだが、当然ながらまた外食中心になる。やっぱり、パパッと料理できるくらいのスキルを、今のうちにつけさせてもらおうかなあ。でも、単品で覚えたところで、食材をうまくやりくりするような状態にならなくて、なかなか難しいんだよね…。

関係ないが、肩が大変痛くなってきた。ジムでチェストプレスをやると痛くなった。東京でアームに行ったときにも症状が出たんだが、よくよく考えると、退院直前から出てたかも。あの時は血栓とか言われて退院が伸びるのがいやで黙ってたんだが、よかったんだろうか。立岡くんがなってたからなあ。まあ、血小板があんだけ下がって、血栓はないべな、という理由付けを自分の中でしてたんだが、どうも治らない…。

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2011/10/16 腹八分目理論 シャバ30日目

特に予定のない日。

という事で、次の外来受診までの過ごし方を真剣に考える。バルセロナ行き。次の週末なら対セビージャ戦といういいカードなんだが、さすがに難しいような気もしてきて、その次のマジョルカ戦をターゲットにしようかと思い始めた。家長いるし(^_^;)というか、セスクが復帰してそうなんだよな、そこ。

お昼、おかんが用事で出るので、いつもに比べて簡単でボリュームも少なめのメニュー。ボリュームが少ない、と言えるようになったのが進歩なんだけど(この週末から胃薬もやめてみている)、もうちょっと食べたい気がするのをやめておいた。すると、ジム終了後のいいお腹の空き加減な事。色んなものを食べたくなって、それだけで幸せな気分になった(入院中を考えると、涙を流すほど嬉しいこと)

そうなんだよなあ。人間、行為をしている時は満たされてはいるんだけど、楽しいのは実は、想像している時。お腹いっぱいの時に何か食いたいとは思わないけど、腹八分目でとどめてよいコンディションでいると、次に何を食べようか、ワクワク感が味わえる。そんな事に今さら気づき、体重維持(減量?)の為にも、思い出せる時は思い出せるよう、腹八分目理論、と名付ける事にした。想像力を発揮するための状況づくり。満たされた後は、その満たされた事を追想して、それはそれでまた楽しいんだよね。旅行とかもおんなじだなあ。

この日は北堀江の辺りをぶらぶらしてたんだが、知らない店がたくさんできていて、楽しかったな。相変わらず、一大オシャレスポット。メガネ屋がたくさんあったのが印象的。

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2011/10/15 バルセロナ? シャバ29日目

手術かどうか悩んでいるうちに、手術の予定は埋まってしまい、最短でちょうど1か月後、という事になってしまったわけで…。術後の1か月ならともかく、これから1か月何すんねん、という状態になり、フツフツと旅行しようかしら、って頭がもたげてきている。もちろん、PETの画像が素人目の診断通り、マーカーが正常、という前提で、だけど。

で、真っ先に思い浮かんだのは、バルセロナ行き。普段の長期休暇だと、サッカーシーズンにかぶらず、しかも、今のグアルディオラがいるバルセロナを見れるタイミングって、ほかにあるのか、って話ですよ。なんか、行け、と言われている気もする。チケットの手配を調べ始めると、チケットも取れそうだし。という事で活動中。しかも来週末なら、セビージャの試合を見れるやんか。イビサ島とか、バレンシアとか、近隣にもでかけたいな。

同時に、遅ればせながら、津波の惨状を見に行きたくもあり、そういう形で時間を使おうか考えている。

この日は、島に誘われてヴィッセルの試合を見に。相手が清水で、前節はリュンベリがキレキレだったので楽しみにしてたんだが、なんとリュンベリはベンチにも入らず。高原の復帰はあって期待していたんだが、代表に呼ばれたことすらないCB相手に、ボールキープすらできず、清水はボロボロのサッカーをしていた。本当にひどかったな。ひどいんだが監督がフォーメーションに固執するタイプでまったく有効な手も打てず、ふつう、あれは序盤でクビにするだろ…。対する神戸は、この日はほとんど圧倒してたんだけど、フィニッシュ弱いし、何より、全員あんまり頭良くないね。敵陣近くでスローインから始まるのに、エリアの中に1人しか選手がおらず、走りこむ素振りを見せる選手もいない。そりゃ強くならんわ。そもそも、試合開始の場内放送で、「目標である一桁順位を目指して」って言ってるんだけど、なんだかなあ。例えば、大分とか千葉のように、基本的に自分で育てた選手だけでクラブ運営してるなら言ってもいいと思うんだけど、宮本やら大久保やら相馬やら、そこそこビックネーム風を採ってるやんか…。はっきり言って運営が間違えてるのがいろんなところから透けて見えて、すべてにおいてチグハグ感を残して帰ってきました。

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2011/10/14 PET検査と手術 シャバ28日目

2wぶりに病院へ。昼からPETなんだが、採血があるので早めに出る。雨だなあ。こないだもそうだった。

11時ごろ着くと、金曜なのに採血はガラガラ。そうか、アサイチでやってくるジジババが渋滞を起こすんだな。という事で、ほぼ14時スタートなのでエラい時間が空き、松下さんを見舞って京都の街で買い物でもするか、という感じ。

松下さん、あれだけデカい開腹手術をしたのに、エラく元気そうだし、化学療法中より明らかに健康そう。しんどいよ、しんどいよ、と脅される…。あと、東京の病院から、手術だけをする為にこちらに転院して来たり、腹腔鏡手術の為に来られる人がいる、という話を聞いた。やっぱり、ここに集まるんだなあ。そして、東京の病院で、化学療法のメニューが組めないという話の、裏付けみたいなものも取れてしまった。一歩間違えばそこに行っていただろうから、危なかった。ホントにここまでは結果オーライなんじゃないかな。

一通り話をして、松下さんも治療がありそうだったのでお暇しようとすると、細井さんが現れ、また引き返してしゃべる。結局談話室で話をして、京都の街には繰り出さずだった。

PET検査は、技師の人がびっくり顔で、またなんかあったんかとドキドキしたが、中村先生と素人の俺で見る限り、光ってない!そして、腫瘍も相当縮んでる。画像診断の専門家の話は聞けてないのでわからんけど。ただ、前回の腫瘍マーカーが上がり基調で、少し心配。後で聞けば肝臓にも絡んだ値らしいのだけど。しかし、結局AFPもβHCGも、あんだけ血を取った中で2、3回しか測ってやがらない。何してんだ、ホントに。

で、その後の話、手術をするかどうか、という話は、先生はどちらも勧めてはくれなかった。結局、俺から、腹腔鏡での手術を希望した。手術するかどうか、本当に微妙な大きさで、かなり悩ましいらしい。一方で、俺は非セミノーマでもあり、頸への遠隔転移もある身分なので、その人間で採らないのもあまりなさそう。あと、遠隔転移している場合は開腹でやることになっているそうで、ここはまだ三木先生も含めたところでの判断があるとの事。腹腔鏡は視野が限定的になるのに対して、開腹手術はCT画像以外の部分も目視しながら進められる為。もともと、遠隔転移している中で腹のリンパだけ取るのに意味があるのか、というものを持っていたんだけど、キチンとその辺は考えられているんだね。

一方、俺としては、色々リンパ廓清について調べようとしたものの、ほぼ情報は得られず。精巣腫瘍の治療ガイドラインには、癌進行のステージに合わせたツリー図の中にリンパ廓清が組み込まれているような状態で、正直旧い医療を下敷きにした方針であるように思う。直前でみつけた「わたし、ガンです ある精神科医の耐病記」という本でも、同一箇所への再発が防げない、というような一文もあった。そんな中でも、結局は現状の標準医療に乗らないとこの後の加療が行き詰まったり、いいのかどうかわからないところまで含めてこの病気なのか、と思ったり。大して情報のない中、治療当初からの疑問は解消しないままヌルっと終わってしまいました。

それと、化学療法終了時点で、手術がデフォルトセットされていなかったので、ずいぶん後回しになり、最短で1か月後、という話になってしまった。うーむ、これで社会復帰も最短で年明け。有休でおさまる範囲で休めねーな。あーあ。

その後、結構いい時間になったので晩飯を食って帰る事にして、天下一品の総本店へ。学生の頃初めて食って、生涯最悪の胸焼けに見舞われたんだが、その後チェーン店で食べる分にはそうはならず、再挑戦。大雨のせいか、ガラガラ。メニューは、ほかとちょっと違うんだね。東京はほぼ画一化されてるからなあ。スープを飲んでみると、うん、美味い、というか、チェーンと違う。味はほぼ一緒なんだけど、優しいというか、モロモロしたのがいかにもそこで作ってます、という感じがする。スープの底に残った成分とかも、ほかと違うね。まあ、ジャンクフードなんで微妙な違いはどうでもいいっちゃいいんだけど。結局、学生の頃ほどではないものの、翌日少し胸焼けに見舞われましたとさ。

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2011/10/13 発毛と縞模様 シャバ27日目

この日も予定なし。本を読んで、ジムに行って、散歩する1日。

ただ、ジムに行って、脛に毛が生えてきたのに気づく。一斉に。おかんに、頭に毛が生えてきた、と言われたんだが、そっちはイマイチ自分ではわからないのだけど。

一方で、爪が縞模様になっているのに気付いた。おそらく、抗がん剤3クールの時期の伸び方が違って、縞模様になっとるんだろうな。なんちゅう薬だ。

明日はPET検査。今回は光っていませんように。これはマジにシャレならんから。

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2011/10/12 癌の文献 シャバ26日目

この日は何をするでもなし。ただ、金曜のPET検査が近づいてきて、癌のことを調べようと思い、午後から図書館に行った。いやー、ないね、いい本。精巣腫瘍、と書いてある本は、わずかに1冊。それも、ほぼ学術書まがいのもの。この、学術書まがいのものは、QOLだとか書いてあるんだけど、例えば開腹手術をした場合のイレウスの回避の仕方やら、あるいは、俺が気にしているリンパ廓清の後遺症の事なんて、一切書いてない。あるとして、射精神経は温存できるよ、くらいの記述。

医療側のこのスタンスの一方で、代替医療系はおおむね、自分の使っている薬のことを書きまくって、あとはAさん、Bさんの症例を連ねて厚みを増すようなものばっかり。こちらは過度に科学的でない。

俺自身は今、リンパ廓清の後遺症、という具体的な話と、今後生きていくうえで再発を防ぐのに有効そうな方法を探しているところ。リンパ廓清の本はこの日もみつけられなかった。再発という話は、個人的にはこの5年ほど、不眠がはげしく、副交感神経が弱ってたのが一つの原因だと思っていて、リラックスできる方法を探している。なんかしかし、その手の本は、さっきの代替医療系の本に似ていたりとかするんだよね。自分で思いつくのも、海沿いに家買ってみるかな、とか、あんまり現実的じゃないものだったりするし。要は心の持ちようの部分ではあるはずなので、その手の本を少し借りてみた。内容が宗教系でないといいんだけど。

あとは、少し仕事を手伝って、ジムに行ったくらいかなあ。ああ、メディアファクトリー、売却されてたね、ついに…。

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2011/10/11 墓参り シャバ25日目

午前中、引き続きリンパ廓清について調べたりしつつ、bookoffへ。入院中溜まった本の整理へ。でも、DS2000円含めて、4300円とかにしかならなかった。ダンボール1箱もってったんだけどなあ。

午後から賢哉の墓参りへ。2クール終盤、胃Stopと味覚異常に加えて、主治医のクール追加だの手術不可避だの言う言葉で完全に落ちていた時、突然ご両親が来てくれたんだよね。お二人にはこの日も言えなかったんだけど、あのタイミングで賢哉がメッセージをくれたとしか思えなくなって、突然元気が出たのを覚えている。

それのお礼は言いにいかないといけないと思っていたので、正直、ご両親も一緒にいってそれほどじっくり語りかけれなかったのだけど、行けてよかった。ありがとう、そしてまたお願いします。

ちなみにこの日も、普段は飛び回っていらっしゃらないのに、この日のアポで会えたらしい。まあやっぱり縁の深い人なんだよな、どういう形であっても。

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2011/10/10 苦み シャバ24日目

この日は、婆ちゃん、おかん、聖子と、鮨を食いに行くことに。回転鮨はほぼはじめてたが、思ったほどまずくはなく、でも、リピートしたいほどのネタもなく…。でも、一人2000円らしいからなあ。サラダに青虫がいたのはごめんこうむりたかったが。

鮨を食ってると、メールが来た感触がして、それを見て以降、メシが喉に通らなくなった。自分がしでかしたことであり、さらに情報管理をちゃんとしなかった事が引き起こした事態なので、甘んじて受け止めないといけない。が、本当に堪えた…。でも、自分のダメージなんかどうでもいいわな…。ただただ、頭を垂れるのみ。この先、人生ある限り。状況的に勘違いの部分はありそうやけど、それも含めて、仕方ない、か。そこだけは解きたいけど、それも生ある限りのテーマにしよう。その為に生きよう。

夕方から西田の家に呼ばれていたので、行く。建てた戸建に行くのは初めて、奥さんに会うのは結婚式以来7年ぶり、子供たちに会うのは初めて。いやー、子供らが寝るまでは戦争状態でゆっくりは話せなかったんだけど、子供の話をしつつ、奥さんを交えて彼の育った家庭や、自分の昼に起こった話なんかをして、11時過ぎまで飲んだ。子供のいる家庭に申し訳なかったが、奥さんの人柄もあって、西田と2人で行くよりも深くて苦い話も多かったな。焼酎の1升瓶が半分くらいになってたが、7割がた俺が飲んでたな。はあ。

とか書いてて、また焼酎をあおりたくなってきた。

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2011/10/9 リバウンド シャバ23日目

大阪戻って2日目。イソイソとジムにでかける。出た、体重80キロ台復調。そして、体温は36度あるかないかの低体温に戻った。ふー。真面目に、これから体温を上げるとか、運動をするとか、どうやっていくんだろうか。転移したのは自分の生活や、モノの考え方のせいだと思う。自律神経をユルめる手法とか、考えないとね。

それと、今さらながらリンパ廓清の後遺症について調べ始めた。乳がんは症例数が多いからか、ひどい後遺症の例も書いてあるんだけど、身の回りの精巣腫瘍罹患者は、そこまでの事言ってないんだよなあ。でも、リンパの働きをよくするべき中で、リンパをごっそり取っていいのか、迷うな。それと、遠隔転移しちゃってる人間なので、腹の部分だけ取って間に合うのか、というのも逆の質問としてはあるんだよなあ…。

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シャバ22日目 美味いぞエビキーマ

一通り東京での用事やら、人に会った感じだったので、大阪へ。このまま東京だと、太り続けた気がするし(^_^;)

お昼にラヴィリンス、というカレー屋に行きたくて、早めに出発。だったんだが、世間は3連休という事を忘れており、新幹線の指定席は取れなかった。それなら新横浜で乗るんじゃなかった、と思いつつ、なんとか自由席に乗れた。

で、ラヴィリンス。フツーのカレーとエビキーマカレーというので悩んだんだが、エビキーマ、美味いわ、これ。軽いし。確かにずっと食ってると飽きるかもしれないけど、レタス包みとかにして飽きない。また来よう。爆蕾とかいうサイドメニューは普通。

その後コーヒー屋で手術について少し考えたり、リンパ廓清の後遺症についてWebを見たりしつつ、靭本町の金久右衛門へ。ご飯食べて2hとかだったので、あっさり系で、金醤油を。うん、これも甘みがあって美味い。全体的にはオールドファッションなラーメン。

それから、歩いてテクテク家まで帰りました。明日から、またジムに行って汗を流そう。

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